がんの先端治療にはどのようなものがあるのか

特殊な治療タンパク質を使った遺伝子治療

がんは、遺伝子の異常によって発生することが研究で分かってきています。何かしらの遺伝子異常が起こると、がん細胞が発生して、いくら取り除いたところで最終的には数の力で押し切られてしまうのです。根本的にがん細胞を無限増殖させないことが重要であって、そのためには遺伝子治療が有効だと言われています。特殊なタンパク質を投与することで、遺伝子異常をカバーすることができるのです。どういったタンパク質が効果的なのかは、スーパーコンピューターで日夜解析がなされていて、現状ある程度は分かってきています。

一定の効果が見込める免疫療法

がん先端治療の中の一つに、免疫療法というものがあります。これは、人間が本来持つ免疫システムを強化してあげることによって、がん細胞を攻撃し駆逐してしまおうという治療法のことです。うまく行けば、難しい手術をすることなくがん細胞を死滅させることができます。副作用等もそれほど大きくはないので、今後さらに研究が加速していく分野だと言われています。現在においても、樹状細胞などがん細胞をやっつけてくれる細胞がいくつも発見されていて、現場においても一定の効果が出ています。

重粒子線がん治療も注目の存在

日本ではまだそれほどメジャーになっていませんが、重粒子線がん治療というものも先端治療の一つとして注目すべき存在だと言えます。これは、特殊な光線を人体に照射してがん細胞を死滅させるという治療法であって、放射線治療の一種になります。従来の放射線治療よりもさらに一段と効果が高いということで世界中で注目されていますが、人体にも負担がかかるということで、まだ一般化はされていません。日本でも数カ所でしかこの治療は受けることができません。

がん先端治療を受けるには、最近では大学病院や総合病院の専門医の診断書が必要となるケースが増えています。